2025-03-31
中古物件を購入する際、多くの人がリフォームを検討します。
しかし、『いつリフォームするのがベストなのか?』と悩むことも多いでしょう。
リフォームのタイミングによっては、コストを抑えられたり、
より快適な住まいを実現できたりするため、計画的に進めることが大切です。
今回のブログでは、中古物件のリフォームに最適なタイミングと、
それぞれのメリット・デメリットについてお話していきます。
中古物件をリフォームして住みたい場合、リフォームのタイミングによって大きく3つの方法があります。
それぞれの特徴を詳しく見ていきましょう。
リフォーム済み物件の最大の魅力は、購入後すぐに住める点です。
新築のように内装や設備が一新されているため、追加の工事をすることなく快適な生活を始められます。
特に、水回りや壁紙、床材のリニューアルが施されていることが多く、古さを感じさせない空間に仕上がっています。
また、新築に比べると価格が抑えられている点も大きなメリットです。
中古住宅をベースにしているため、土地代や建物費用が比較的安く済むことが多く、
費用を抑えつつ新しい設備を利用できるのは魅力的でしょう。
さらに、リフォーム済み物件は完成状態で内見できるため、住んだ後のイメージがつかみやすいのもポイントです。
自分のライフスタイルに合った間取りやデザインかどうか、具体的に想像しながら検討できるのは大きな利点です。
一方で、リフォーム済み物件には注意すべき点もあります。
まず、施工の品質にばらつきがあることです。
見た目が美しく仕上がっていても、内装の裏側や見えない部分の施工が不十分な場合もあります。
特に、配管や電気配線、断熱材などの状態は目視で確認できないため、施工内容の詳細を確認したり、
不安であれば第三者によるインスペクションを依頼したりすることも選択肢となります。
また、リフォーム済み物件はすでに工事が完了しているため、自分好みのカスタマイズがしづらいです。
キッチンの仕様や内装などが好みに合わない場合でも、
大規模な改修を再度行うとさすがに新築の方が安くなってしまいます。
リフォーム済み物件で『どうしてもちょっとここを変えたいな…』と思われる場合は、
購入前に発生する改装費用についてしっかり調べておきましょう。
物件を購入すると同時にリフォームする場合は、リフォーム費用を住宅ローンに組み込めることと、
物件を自分の理想通りの間取り・設備・内装に出来ることがメリットになります。
通常住宅ローンは物件購入のためにしか使用できませんが、
住宅ローンの中にあるリフォーム一体型住宅ローンを使用することで、
低金利のローンを活用でき、トータルの費用を安く抑えることが出来ます。
また、自分でリフォームのプランを策定していくことになるので、
注文住宅と同様に、自分が住みたい物件を作ることが可能になります。
しかし、物件の状態を十分に確認しないままリフォーム計画を立てると、追加工事が発生する可能性もあります。
例えば、見えない部分に老朽化が進んでいた場合、
工事開始後や終了した後に予想外の補修が必要になることもあります。
その結果、想定よりも費用がかさむことになってしまいます。
また、どうしてもリフォームの施工期間が必要になるため、工事が延長して入居時期がずれてしまったり、
施工期間分だけ余計に賃貸費用などが発生してしまうデメリットもあります。
購入段階でリフォームするのではなく、住み始めてから必要に応じてリフォームを行う方法もあります。
この方法の最大の利点は、実際に住んでみてから不便な点を把握し、それを改善する形でリフォームできることです。
また、一度に大きな費用をかける必要がなく、予算を分散できる点も魅力です。
たとえば、最初は内装だけを整え生活しながら水回りや収納のリフォームを検討する、
といった柔軟な計画が可能です。
また、最新の設備やデザインのトレンドを取り入れやすく、その時点で最適なリフォームを実施できるのも利点です。
自分のペースでリフォーム計画を立てたい人に向いています。
ただし住みながら工事を行うことになるため、
施工中は騒音やホコリ・設備の一時的な使用不可などの問題が発生し、生活に支障をきたす可能性があります。
特に、水回りの工事は数日間キッチンや浴室が使えなくなることもあるため、
事前に代替手段を考えておく必要があります。
また、一括で工事を行うよりも、分割してリフォームするほうが結果的にコストが高くなることが多いです。
例えば、業者が何度も工事に入ることで、その都度発生する人件費や設備費用が積み重なっていくことがあります。
そのため、事前に全体のリフォーム計画を立て、できるだけ効率的に進めることが重要です。
中古物件のリフォームをどのようにしていくかを決める際は、いくつかのポイントを確認しておくとスムーズです。
適切なタイミングでリフォームを行うことで、費用を抑えつつ、快適な住環境を確保できます。
自分はどのやり方が合うのか、以下の要素を確認してしっかり検討しておきましょう。
まず、物件の築年数や状態を確認することが重要です。
築年数が経過している物件ほど、大規模な修繕が必要になる可能性が高くなります。
特に築30年以上の物件では、配管や基礎部分の劣化が進んでいることが多く、リフォーム済み物件を購入するか、
購入時にまとめてリフォームを行うほうが合理的です。
次に、リフォームの規模や内容に応じたタイミングを考えることも大切です。
たとえば、壁紙や床の張り替えなどの比較的小規模なリフォームであれば、住みながらの工事でも問題ありません。
しかし、水回りのリフォームや間取りの変更を伴う大掛かりな工事の場合は、
入居前に済ませておくことで生活への影響を最小限に抑えられます。
予算と資金計画の立案も重要なポイントです。
リフォーム費用を一括で支払うのが難しい場合、住宅ローンにリフォーム費用を組み込む方法や、
リフォームローンを利用する選択肢もあります。
また、リフォームを段階的に進める場合は、優先順位を明確にし、
資金計画を立てることで無理なく工事を進めることができます。
国や自治体によってはリフォーム補助金や助成金があることもあります。
最新の支援制度を調べ、賢く利用しましょう。
また、現在の住まいとの兼ね合いも考慮する必要があります。
たとえば、賃貸住宅に住んでいる場合、
リフォーム期間中の家賃と住宅ローンの二重支払いが発生する可能性があります。
そのため、工期をしっかりと調整し、スムーズに新居へ移行できるように計画を立てましょう。
中古物件をリフォームして住みたい場合、大きく分けて
「リフォーム済みの物件を購入する」「購入時にリフォームをする」「住みながらリフォームをする」
の3つの選択肢があります。
それぞれにメリット・デメリットがあるため、
自分のライフスタイルや資金計画に合わせて最適なタイミングを選びましょう。
ちなみに詳しくお話はしませんでしたが、「売却前にリフォームをする」というやり方もあります。
ただ、この方法はデメリットが多くあまりおススメはしておりません。
詳しくは下記ブログでお話していますので、良ければこちらもご確認ください。
▼ブログ記事:築古物件を売却するときにリフォームは必要?
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