2024-09-08
「0円空き家」というキーワードを聞いたことがあるでしょうか?
これは近年増えてきた不動産用語で、その名の通り、
「空き家を無料で譲り受けることができる物件」のことを指します。
空き家の多くは老朽化していて売買価格が安くなっているとは言っても、
普通に買ったら数百万円はすることがザラですから、
無料でもらえることが出来れば購入者は大きく得することが出来ます。
ただし、そうは言っても0円空き家にもデメリットがあります。
『お得に家が手に入ると思っていたのに貰ってみたら想像と違った…』ということもあり得ますし、
場合によっては普通に買うより損をしてしまうこともあり得ます。
今回はそんな0円空き家のデメリットに注目して詳しくお話していきたいと思います。
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0円空き家のデメリットとして、代表的なものを4つ挙げてお話していきます。
まず0円空き家のデメリットで一番大きいのがリフォーム費用の負担です。
0円空き家は多くの場合、築年数が経っているため老朽化しておりそのままでは住むことができません。
修繕やリフォーム費用が数百万円ほどかかることを想定しておきましょう。
特に、水回りや電気設備、屋根や外壁の補修が必要になる場合が多いですので、
取得前にリフォーム業者に見積もりを取っておくのをお勧めします。
0円空き家として無償で空き家を手に入れたとしても、
取得時には主に3種類の税金「不動産取得税」「登録免許税」「贈与税」を支払う必要があります。
▼国税庁HP:「登録免許税の税額表」
▼国税庁HP:「贈与税の計算と税率(暦年課税)」
通常、不動産を購入した際に発生する必要書類の準備や契約書の作成などについては
不動産会社がほとんど代行して行ってくれます。
しかし、0円取得の場合は不動産会社が仲介しないため、その分必要な手続き全てを自分で行う必要があります。
このことは仲介手数料を支払う必要がないというメリットはありますが、
契約書類で不備が生じたり、準備に多大な時間が発生したりとデメリットの方が大きいです。
そのためお勧めしたいのは、費用は発生してしまいますが、
不動産会社や司法書士に契約書の作成を依頼するようにした方が良いでしょう。
意外と忘れがちなのが、空き家を取得した後の維持管理コストの問題です。
まず0円空き家の多くは、都市部から離れた過疎地域に存在するため、交通の便が悪い場合が多いです。
そのため、特に公共交通機関が整備されていない地域では車が必須となり、
通勤や生活において不便を感じることもあります。
また、医療や教育などのインフラが十分でない場合もあるため、
購入前に地域の生活環境をしっかり確認することが重要です。
その他にも、固定資産税やメンテナンスなどに費用が発生したり、
定期的な清掃や除草などに手間がかかったりと、考慮すべき維持管理コストは多いです。
自身で住まずに資産活用する場合は、管理業者に依頼することも視野に入れましょう。
いかがでしたでしょうか?
0円の空き家は、一見すると非常に魅力的ですが、実際にはリフォームや維持管理に費用がかかることが多く、
取得する際には慎重な判断が求められます。
もちろん、今回挙げたデメリットを考えても、0円空き家を取得した方がお得なことは考えられます。
大事なのはメリットとデメリットをしっかりと理解して、
自分のライフスタイルや目的に合った活用方法を見つけることです。
もし0円空き家に興味がある場合は、しっかりと事前知識を入れたうえで検討していきましょう。
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