2024-05-31
こちらの記事では、主に自身でどう空き家を活用していくかについてお話いたしましたが、
最近だと空き家をビジネスに活用する動きも広まっています。
この記事では、空き家を活用したビジネスモデルについていくつか紹介し、
地域活性化に貢献しつつ、ご自身の資産として収益化を目指す方法についてお話していきます。
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まず空き家活用ビジネスと言えば「古民家カフェ」を思い浮かべる人が多いのではないでしょうか?
古民家カフェは、古民家を改装し昔ながらの伝統的な民家の佇まいを残しつつ、
設備を整えることで一般的なカフェやレストランとは違った趣で料理を楽しめるような店舗のことを言います。
古民家の外装や内装を全てリフォームせず雰囲気を残しながらのリノベーションとなるので、
補修や設備工事を行うだけで良いので、費用を安く抑えつつ開業することが出来ます。
ただし、古民家を用いる特性上、よほど立地条件が良いところでないと集客が難しくなる点には注意が必要です。
空き家をトランクルームとして活用し、物品の保管場所を提供するビジネスとすることも可能です。
住宅施設として使用するわけではないので、外観や内観を大きくリフォームすることなく活用できますし、
築年数が古くてもある程度の補修とセキュリティ設備があればよいので、初期費用が抑えられます。
これは大きなメリットだと言えるでしょう。
特に、都市部では土地価格が高騰しておりますので収納スペース不足に悩む人々が多く、
需要があるビジネスモデルだと思われます。
ただし、外観が変化しない分、外から見てもトランクルームだとは分かりづらいので、
集客は少し大変かもしれません。
空き家をゲストハウスや民泊施設に転用する方法もあります。
民泊の利用者は外国人旅行者も多いので、インバウンド需要が見込める地域では観光客の宿泊需要を満たしつつ、
自身の収益化も図れる良いビジネスモデルかもしれません。
逆に観光客の利用が多いがために、観光地から遠かったりすると需要が少なく、
空き家を民泊などに使用するには少々難しくなる点には注意です。
また、民泊の場合、旅館業法などの法律も抑えておかなくてはいけません。
詳しくは厚生労働省HPなどでチェックしてみましょう。
(法律に乗っ取っていない「ヤミ民泊」はNGです)
コロナ禍を経て、空き家をリノベーションしてコワーキングスペースとすることも選択肢の一つとして出てきました。
フリーランスやリモートワーカーはコロナ禍で増加したものの、
『自宅で仕事をすると、プライベートと仕事の垣根がなくなる』という問題点が新たに発生してきています。
それを解決するのに役立つのがコワーキングスペースです。
快適な作業環境で仕事に集中する空間を提供できるコワーキングスペースの需要は高まっており、
郊外や地方などの幅広い場所でニーズを見込めるのが良い点だと言えます。
ただしもちろんどの場所でも出来るわけではないので市場調査はしっかりしないといけませんし、
複数の人が同時に利用することになるので利用規約を設けるなどの準備は必要になります。
コワーキングスペースと同様に、コロナ禍を経て
最近は空き家をサブスクリプション型の住宅として提供する方法も出てきました。
これは民泊とは異なり、月額料金を支払って会員となることで、
会員は一定期間ごとに異なる物件に住み替えることができるようなサービスです。
これにより、サブスクに登録した空き家所有者は利用に応じて定期的に収益を確保出来るようになります。
現在だと例えば「ADDress(アドレス)」や「HafH(ハフ)」などのサービスがありますが、
まだ始まったばかりのビジネスですので、需要がどこまで継続するか、
法改正などで大きな問題が発生しないか、など先を読みづらいのが難点です。
いかがでしたでしょうか?
空き家の増加は社会問題でもありますが、ビジネスとして活用し、
社会問題を解決しつつ収益化できるチャンスでもあります。
活用の選択肢は年々増えてきていますので、ビジネスとして活用したい方は、
所有する空き家の特徴や地域などを鑑みたうえで、どうしていくのがベストなのか考えていきましょう。
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