空き家の管理と火災予防:安全な対策とは?

2024-07-20

空き家

八王子 空き家 火災

近年増加している空き家ですが、このようなニュースが増えているのはご存じでしょうか?

▼ニュース①:住宅密集地に白煙 北九州市八幡東区で空き家が全焼 ケガ人なし
▼ニュース②:氷見市で火事 空き家焼ける

そう、空き家の火災問題です。
空き家は人が住んでいないために管理が行き届かず、火災のリスクが高まることが多いです。
このブログでは、空き家の火災リスクとその予防対策などについて詳しくお話していきます。


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空き家の火災リスク

空き家の火災の原因で多いのは下記の3つです。

放火による火災

出火原因で一番多いのが「放火」「放火の疑い」による火災です。
出火原因は総務省消防庁が毎年まとめており、放火による火災は近年減少傾向にあるものの、
放火と放火の疑いによる火災を併せると、いまだに全火災の10%以上の割合を占める原因となっています。

火災についての詳しい内容にご興味がある方は下記よりご確認ください。

▼総務省消防庁:「災害の元凶と課題:火災予防」

空き家は、無人のためどうしても不法侵入されやすく、放火の対象になりやすいです。
総務省消防庁のデータによると、放火及び放火の疑いによる火災は、
発火源別にみるとライターによるものが1062件と最も多く、16時の時間帯が最も出火件数が多くなっているそうです。

たばこのポイ捨てによる火災

八王子 空き家 火災


放火・放火の疑いによる火災を除くと、次に多いのはたばこのポイ捨てによる火災です。
長期間放置された空き家は庭に雑草が伸びていたり、ゴミが放置されていたりすることが多いため、
たばこの火が引火して火災が発生しやすい環境になってしまっています。

設備の老朽化による火災

出火原因は外的要因だけとは限りません。
空き家の中にある、長期間使用されていない電気設備や配線が劣化し、
ショートを起こし発火の原因となることがあります。

また設備ではありませんが、空き家になった後もガスや電気が通っていると、
漏電・ガス漏れによる火災も起きやすくなりますので注意しましょう。


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空き家の火災予防対策

空き家の火災を防ぐために以下の対策を行いましょう。

定期的な訪問とメンテナンスを行う

空き家の火災を予防するには、空き家を定期的に訪問し、
電気設備やガス設備の点検やメンテナンスを行うのが効果的です。

空き家に溜まったゴミや不用品などがある場合は、
早期に適切に処理することで、火災のリスクを減らすことができます。
特に可燃性のゴミなどは静電気などでも発火する可能性がありますので、早急に撤去しましょう。

空き家の管理に関しては、以前ブログで詳しくお話しておりますので、こちらも併せてご確認ください。

▼ブログ記事:放置しておくだけは危険!空き家管理のコツ

防犯対策を徹底する

八王子 空き家 火災


空き家の火災の一番の原因である放火を防ぐために、空き家の周囲に防犯カメラを設置することや、
セキュリティシステムを導入することも有効な手段になります。

また、地域住民と協力して見回りを行うことも効果的です。


ただし、セキュリティ設備を設置する場合、「トラッキング現象」による火災には注意しましょう。
トラッキング現象とは「コンセントとプラグの間のホコリが原因で出火する」現象のことを言います。
火災を予防するために設置したセキュリティ設備が原因で火災が起きる、
なんてことになりかねませんので、空き家に訪問したときにコンセントの掃除も行うようにしましょう。

空き家火災の責任は所有者?

八王子 空き家 火災


火災が起きた際に適応される可能性が高いのが「失火責任法」です。
失火責任法とは明治32年に制定された極めて古く、また短い法律で、
「民法第七百九条ノ規定ハ失火ノ場合ニハ之ヲ適用セス但シ失火者ニ重大ナル過失アリタルトキハ此ノ限ニ在ラス」
の1条のみが全文の法律です。
つまりこれは「失火(過失から火事を出すこと)による火事は、重大な過失を除き、失火者に法律的な責任はない」と定めている法律になります。


この法律により、例えば空き家が出火元となり近隣住宅に延焼した場合、
原因が自然災害や放火・不法投棄によるものであったときは基本的に空き家の所有者に責任は生じません。
ただし、「何年もごみを放置してあった空き家に侵入され、たばこのポイ捨てによる火災が生じた」と言った、
空き家所有者に「重大な過失」がある火災と判断されたときは、所有者にも責任が生じてしまいます。
どこからが重大な過失に当たるかの判断に明確な基準は存在しないので、
空き家の管理は普段から適切に行っておきましょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか?
空き家の火災は、放火などの外的要因だけではなく、設備の老朽化などの内的要因による自然発火もありえます。
電気設備の点検、不用品の処理、防犯対策、定期的な見回りなどを実施することで、
火災リスクを大幅に減らすことが出来ますので、空き家を所有している方は決して放置しないようにしましょう。
もし難しい場合は、空き家を売却することも1つの手ですので、
空き家をお持ちの方はこの際に一度対応策を考えてみるとよいでしょう。

私たち「みどり不動産」は空き家と空き地、相続物件の売却に特化した八王子市の会社です。
いつでも不動産の相談を受け付けておりますので、
『有効活用していきたいけど、不動産のことは全く分からない…』
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ご不明な点がある方はぜひお気軽にお問い合わせください。

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