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ペットを飼っている不動産を適正価格で売却する方法とは？
2024-12-13
ペットと一緒に暮らす家庭にとって、住まいは日々の喜びや成長、
そして何気ない瞬間の思い出が詰まった特別な場所です。
家族の一員として大切に育ててきたペットとの生活空間には、かけがえのない思い出が刻まれています。
しかし、いざ不動産を売却するという重要な決断をする際には、
ペットの存在が潜在的な買い手にどのような印象や影響を与えるのかを慎重に考慮する必要があります。
このブログでは、大切なペットと暮らしてきた不動産を、
スムーズかつ適正な価格で売却するための重要なポイントと注意点についてお話していきます。
ペットがいる不動産を売却する時の課題
売主にとってはペットは家族の大切な一員であり、共に過ごした時間は何物にも代えがたい価値があります。
しかしながら、物件の購入を検討している買い手にとっては、
必ずしも同じような感情や価値観を持っているわけではありません。
ペットを飼育している、または飼育していた不動産には、売却時に以下のような具体的な課題が考えられます。
匂いの問題
長期間ペットを飼育していると、カーペットや畳、壁紙などに独特の匂いが染み付いている場合があります。
日常的に生活している居住者は、その環境に慣れているため気づきにくい傾向にありますが、
物件を見学に来る外部の人にとっては、ペット特有の臭いが気になるポイントとなります。
特に動物が苦手な購入希望者の場合、
物件に対して無意識のうちにマイナスイメージを抱いてしまう可能性があります。
傷や汚れ
猫や犬などのペットを飼っている場合、床材や壁紙、建具などに引っかき傷や噛み跡、
シミなどの汚れが生じている場合が多いです。
そうなると買い手は『購入後にリフォームが必要になるのでは…』と判断してしまうため、
それが価格交渉の材料として持ち出され安く買いたたかれたり、購入を渋ってしまう可能性が高くなります。
アレルギーの懸念
忘れてはならないのがペットアレルギーの問題です。
アレルギーを持つ人にとっては、たとえペットが現在いなくても、
過去にペットが居住していた家という事実だけで問題になることがあります。
アレルギーの程度によっては少しの体毛などによっても症状をもたらしてしまうこともあるため、
健康上の不安から購入意欲が著しく低下することがあります。
見学時の対応
物件内見の際にペットが在宅していると、見学者が物件の細部を十分に確認できなかったり、
動物が苦手な方に不安や緊張を与えてしまう可能性があります。
また、ペットの予期せぬ行動が、物件の印象に影響を及ぼすことも考えられます。
売却前にやるべき準備
ペットを飼育している、または飼育していた不動産を売却する際は、
以下の具体的な準備を入念に行うことで、よりスムーズな取引の実現が期待できます。
室内の清掃と匂い対策を行う
ペットの抜け毛や食べこぼし、その他の汚れを徹底的に清掃し、
十分に換気を行ったり空気清浄機やペット用消臭剤を活用して室内の匂い対策を行いましょう。
現在はペット臭専門のハウスクリーニングもありますので、
そこに依頼してプロフェッショナルな清掃を実施することも一つの手です。
傷や汚れを修繕する
壁紙や床材、建具などにペットが付けた傷や汚れが見られる場合は、売却前に適切な補修工事を検討しましょう。
特に目立つ箇所はリフォーム業者による修理を行うことで、物件全体の印象を大きく改善することができます。
ただし、中古物件の場合、過度なリフォームをしても
その分売却価格が上昇するわけではありませんので注意が必要です。
詳しくはこちらのブログに記載しておりますので、気になる方はご覧ください。
▼ブログ記事：築古物件を売却するときにリフォームは必要？
内見時のペットの対応を考える
物件内見の予定がある際は、可能な限りペットを一時的にペットホテルや親族宅などに預けて、
不在の状態にしておくことを強くお勧めします。
ペットがいることで内見者が物件を細かく見ることが出来ず、購入意欲がそがれてしまっては本末転倒です。
諸事情で預けることが難しい場合は、
内見時間だけペットを専用のスペースに安全に隔離したり、居住者のうちの1人が散歩に連れて行ったりするなど、
見学者が安心して物件を確認できるよう十分な配慮を行いましょう。
ペットの存在を好材料にする方法
ペットがいることは必ずしもマイナス要因だけではなく、
適切な対応と工夫次第で、むしろ物件の魅力として活かすことも可能です。
例えば、ペットと暮らすことを希望している購入検討者にとって、
すでにペットフレンドリーな環境や設備が整っている物件は、非常に魅力的な選択肢となり得ます。
- ペットの存在を好材料にする方法例
- ●ペットに優しい住環境をアピールする：
広々とした庭付きで散歩やペットの運動に最適な環境、使い勝手の良いペット用ドアの設置、
清掃がしやすい床材の採用など、ペットとの快適な暮らしを支える特徴を積極的に強調しましょう。 - ●近隣のペット関連施設を紹介する：
購入希望者に喜ばれるのは物件周辺のペット関連施設を紹介することです。
24時間対応の動物病院や品揃え豊富なペットショップ、充実した設備を備えたドッグランなど、
近隣のペット関連施設が充実している場合は、大きなアピールポイントとして活用できます。
まとめ
ペットを飼育している、または飼育していた家庭の不動産売却では、
様々な観点からの細やかな配慮と準備が必要となります。
しかしながら、適切な事前準備を入念に行い、経験豊富な不動産会社と緊密に連携することで、
ペットと共に暮らした思い出の家でも、十分に魅力的な物件として売却することが可能です。
私たち「みどり不動産」は空き家と空き地、相続物件の売却に特化した八王子市の会社です。
いつでも不動産の相談を受け付けておりますので、
『有効活用していきたいけど、不動産のことは全く分からない…』
『八王子市周辺の不動産のことについて教えてほしい』
『○○について具体的に相談してみたい』など、
ご不明な点がある方はぜひお気軽にお問い合わせください。
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