2025-04-24
前回のブログで少しお話ししましたが、「旧耐震」という言葉を聞いたことはあるでしょうか?
▼ブログ記事:築50年以上の空き家でも売れる?解体・リフォームどっちが得か
旧耐震基準とは、「1981年5月31日以前に建築確認を受けた建物に適用されていた耐震設計の基準」のことです。
それ以降の耐震設計は「新耐震基準」と呼ばれます。
中古物件を購入する際は、この耐震基準の違いが物件の評価に大きく関わってきます。
今回のブログでは、旧耐震基準について詳しくお話していきます。
旧耐震基準に基づいて建てられた建物は、1981年6月以前に建築確認を受けたものが該当します。
旧耐震基準では、震度5程度の中規模地震で倒壊しないことが前提になっています。
そのため、震度6〜7の大地震に対する十分な耐震性は考慮されていません。
一方で新耐震基準は震度6~7の大地震でも倒壊しないような設計になっているため、
旧耐震基準は新耐震基準と比べて地震に対する安全性が劣る可能性が高いとされています。
旧耐震基準の物件で考えられるリスクは以下の通りです。
とはいえ、もちろん旧耐震物件がすべて危険というわけではありません。
個々の物件の状態によっては、十分に安心して暮らせるケースもあります。
以下のようなポイントをチェックすることで、安全性を確かめられる可能性があります。
上記の条件がそろっていれば、旧耐震物件でも長く快適に暮らすことが可能です。
ただし、前述したリスクがなくなったわけではありませんので、
旧耐震基準の物件を購入する際はリスクをしっかり把握したうえで慎重に検討するようにしましょう。
旧耐震物件は、新耐震基準に比べて価格が抑えられていることが多く、初期費用を抑えたい人にとっては魅力的な選択肢です。
しかし、建物の安全性を確保するためには、現状の耐震性を把握し、
必要であれば補強工事を行うなどの対策が不可欠です。
最低限、物件を購入する際には下記をチェックしておくと良いでしょう。
物件の購入を検討する際には、見た目や価格だけで判断せず、
専門家の意見を参考にしながら慎重に調査・検討することが大切です。
不動産会社や建築士に相談しつつ、安心して暮らせる住まいを見極めていきましょう。
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