築50年以上の空き家でも売れる?解体・リフォームどっちが得か

2025-04-23

空き家

八王子 空き家 リフォーム


少子高齢化や人口減少の影響で、全国的に空き家の数は年々増加しています。
特に築50年以上の古い住宅は、耐震性や老朽化の問題から「売れないのでは?」と悩む方も多いでしょう。
しかし、実際には築年数が経過していても、条件次第で売却できるケースも少なくありません。


ポイントは「建物をリフォームして売るか」「建物を解体して更地にして売るか」という判断です。
今回のブログでは、両者のメリットとデメリットについて詳しくお話していきます。


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リフォームで価値を高めて売るメリット・デメリット

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建物の状態がある程度良好であれば、最低限のリフォームを行うことで、
買い手にとって魅力的な物件に仕上げることができます。

特に、水回りや外観の印象を良くすることで、見学者の第一印象をアップさせることが可能です。
内見時の印象が良ければ、それだけ早期売却につながる可能性も高まります。


たとえば、古いキッチンを最新の設備に入れ替えたり、浴室のカビや古さを取り除いて清潔感を演出したりすると、
生活イメージが湧きやすくなり、「この家で暮らしたい」という感情を引き出すことができます。
また、外壁の塗装を一新するだけでも、建物全体の印象が大きく変わり、近隣の物件との差別化が図れます。


また、地域によっては自治体による補助金制度が活用できる場合もあります。
省エネ改修や耐震補強といった内容であれば、条件を満たすことで数十万円の補助を受けられる可能性もあります。
こうした制度を上手に活用すれば、費用負担を抑えつつ物件価値を向上させることができます。


そうは言っても、やはりリフォームには大きなコストがかかるのがデメリットです。
過度な改修を行うと費用がかさみ、上手く売却出来ても結果的に赤字になることもあります。
また以前のブログでお話したように、築古物件は買い手が自由にリフォームしたいと考えるケースも多いため、
リフォームをすることが逆にそのままデメリットに繋がることもあり得ます。

▼ブログ記事:築古物件を売却するときにリフォームは必要?

また、忘れてはいけないのが、築50年を超える物件は全て「旧耐震基準」で建築された物件だという事です。
これは購入者によっては大きなデメリットとなるものですので、
せっかくリフォームをしても売れない事態に陥りやすいです。
旧耐震基準については別のブログで詳しくお話していきたいと思います。

解体して更地にするメリット・デメリット

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老朽化が進んでいたり、倒壊のリスクがあるような建物であれば、
解体して更地にする方が売却しやすいケースもあります。

特に都市部や住宅地であれば、更地を希望する買い手が多くなる傾向にあります。
建物の傷みが激しいと、内見時の印象が悪くなり、購入意欲を損なうこともあるため、
思い切って更地にする判断が効果的な場面もあります。


更地売却のメリットは以下の通りです。


空き家を解体して更地で売却するメリット
●古屋の印象がなくなり、買い手にとって選択肢が広がる:
老朽化した建物が残っていると、買い手が「解体の手間」や「追加費用」を懸念して購入をためらうことがあります。しかし、最初から更地であれば、そうした心配がなく、住宅の新築や店舗開発など自由に活用することができるため、需要が広がります。

●老朽建物によるトラブルや責任を回避できる:
古い建物をそのままにして売却した場合、売却後にシロアリ被害や雨漏りなどの瑕疵(かし)が発覚し、トラブルに発展することもあります。解体して更地にすれば、こうした後々の責任問題を避けることができ、売主としてのリスクも軽減されます。

ただし、リフォームと同様に、解体も費用が高額になりやすく、
数十万円から場合によっては数百万円かかることもあります。

解体して更地にしてから売却を検討する際は、
必ず複数の解体業者で相見積もりを取って事前に費用感を把握しておくようにしましょう。


また、固定資産税が「住宅用地の特例」から外れることで、税額が大幅に増える点も見逃せません。
売却までに時間がかかると、その分の税負担が大きくなるため、
解体を決断する際には、売却スケジュールとの兼ね合いも考慮する必要があります。


これは以前のブログで詳しくお話していますので、こちらからご確認ください。

▼ブログ記事:空き家と空き地、固定資産税はどう変わる?節税ポイントも併せてご紹介!

まとめ

築50年以上の空き家を解体した方が良いのか、リフォームした方が良いのかは、
結局のところ最終判断は「立地・コスト・ニーズ」によります。
どちらでも売却の可能性は十分にあり、物件の特徴によって複数の要素から総合的に考えることが必要になります。
築50年以上の築古物件を売却したいとお考えの際には、
選択肢を広げるためにも早めの不動産の専門家に相談することをお勧めします。

私たち「みどり不動産」は空き家と空き地、相続物件の売却に特化した八王子市の会社です。
いつでも不動産の相談を受け付けておりますので、
『有効活用していきたいけど、不動産のことは全く分からない…』
『八王子市周辺の不動産のことについて教えてほしい』
『○○について具体的に相談してみたい』など、
ご不明な点がある方はぜひお気軽にお問い合わせください。


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この記事の執筆者

このブログの担当者:赤間 翠

初めまして。みどり不動産代表の赤間と申します。
私は青森県八戸市という漁港と工業で栄えた街から上京してきました。
両親ともに不動産を所有し、家族みんな不動産に助けられ生きてきましたので、
今度は私がお客様を不動産で幸せにしたいと思い、不動産業界に入りました。


私は現在、八王子に住み、八王子に会社を構え、
地域に根差した会社を営むよう日々励んでおります。
不動産のことでしたら遠慮なくなんでもご相談くださいませ。


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