リースバックで一度売却した家は取り戻せる?買戻し成功のコツ

八王子 不動産売却 リースバック


近年、老後資金や急な資金需要に対応する手段として「リースバック」が注目されています。
自宅を不動産会社に売却し、そのまま賃貸として住み続けられるこの仕組みは、住み慣れた家を手放さずに現金化できるのが大きな魅力です。


しかし中には、事情が変わり「やっぱり家を買い戻したい」と考える方もいらっしゃいます。
そこで今回は、リースバック後の「買戻し」について、手続きや注意点、成功させるためのポイントをご紹介します。


リースバックのメリットなどについては、以前のブログ記事で詳しくお話しておりますのでこちらからご確認ください。

▼ブログ記事:“リースバック”って本当にお得?後悔しないためのポイント


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リースバック契約時に確認すべき「買戻し特約」

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リースバックで家を買い戻すには、そもそも買戻しについて契約に盛り込まれているかどうかが重要です。
リースバック契約時に「買戻し特約」が付いている場合、一定の条件のもとで元の所有者が再取得できる権利が保証されています。
これがないと、将来的に買い戻したいと希望しても、それが叶わない可能性があるため、契約締結前に必ず確認すべき項目です。


多くの場合、買戻し価格や買戻しが可能な期間が契約書に明記されています。
たとえば「売却後5年以内であれば買戻し可能」など、期限が設けられているケースが一般的です。
価格についても、当初の売却価格に一定の利率を加えた額が設定されていることが多く、これはリースバックを提供する不動産会社によって異なります。
そのため、書面での条件確認はもちろん、口頭での説明内容との齟齬がないかも重要なポイントになります。


また、買戻しに関する条項があるからといって、必ずしも買戻しが保証されているわけではなく、特約の履行にはその他の条件(家賃滞納がない、リース期間の満了など)がある場合もあります。
そのため、契約時にはリスクや注意点を専門家と一緒にチェックするようにしましょう。

買戻しの流れと必要な手続き

買戻しの基本的な流れは以下の通りです。


リースバックの買戻しの基本的な流れ
●買戻しの意思表示:
契約期間内に買戻しの意思を不動産会社へ正式に伝えます。書面での通知が求められるケースが多いため、提出期限や手続きの手順をあらかじめ確認しておきましょう。
●価格の確認:
契約時に定められた価格、または現在の評価額に基づいて買戻し金額が決定されます。契約書での価格設定方法を確認し、必要に応じて不動産鑑定士など専門家の評価を依頼するのも一案です。
●資金の用意:
購入資金を準備します。この際、住宅ローンは使用できない可能性が多いので、金融機関との相談は早めに始め、金利や融資条件について確認しておきましょう。
●売買契約の締結と引渡し:
再度売買契約を締結し、所有権の移転登記を行います。名義変更に伴う登記費用や各種手数料も発生するため、全体の資金計画に含めておきましょう。

なお、リース期間中にリフォームや修繕があった場合、それが買戻し価格に影響を及ぼすケースもあるため注意が必要です。
不動産会社によっては、物件の原状回復費用や改修の内容に応じて価格を調整する場合があり、トラブルを防ぐためにも事前の確認と記録が重要です。

買戻しを成功させるための3つのポイント

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契約書をしっかり読み込む

買戻しの条件や制限について、契約書に明記されている内容を細かく確認しましょう。
特に、買戻し可能な期間、価格算出の方法、買戻しに必要な通知手順などは見落としやすい項目です。
曖昧な表現がある場合は、契約前に専門家に相談し、不明点を明確にしておくことがトラブル防止につながります。

家賃を滞納しないようにする

将来的にリースバックの買戻しを考えているなら、絶対に家賃は滞納しないことです。
家賃滞納が3ヶ月以上続いてしまった場合、民法上は賃貸借契約の強制解除が適用される事由に該当します。
こうなると買戻しどうこうではなく、物件から退去させられてしまいますし、一度退去すると通常リースバックの買戻しは出来なくなります。
そのため、家賃は滞納しないようにしましょう。

信頼できる業者を選ぶ

リースバック契約は不動産会社ごとに内容が大きく異なります。
中には買戻しの特約をあいまいに記載しているケースもあるため、契約実績や口コミ、買戻しに関する明確なガイドラインがあるかなどを確認しましょう。

まとめ

リースバックは便利な制度ですが、将来的に買戻しを希望する可能性がある場合は、最初からその選択肢を視野に入れて契約することが肝心です。
買戻し特約の有無や価格の取り決めが大きなカギを握るため、安易に契約せず、専門家の助言を得ながら進めるようにしましょう。


もし現在リースバックを検討している方や、すでに契約済みで買戻しを考えている方は、一度詳しい不動産会社などの専門家に相談してみることをおすすめします。
大切なマイホームを取り戻すために、しっかりと準備を進めていきましょう。

私たち「みどり不動産」は空き家と空き地、相続物件の売却に特化した八王子市の会社です。
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この記事の執筆者

このブログの担当者:赤間 翠

初めまして。みどり不動産代表の赤間と申します。
私は青森県八戸市という漁港と工業で栄えた街から上京してきました。
両親ともに不動産を所有し、家族みんな不動産に助けられ生きてきましたので、
今度は私がお客様を不動産で幸せにしたいと思い、不動産業界に入りました。


私は現在、八王子に住み、八王子に会社を構え、
地域に根差した会社を営むよう日々励んでおります。
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