空き家の外壁塗装は本当に必要??塗装が必要ない空き家とは

2024-10-29

空き家

八王子 空き家 塗装


今までのブログの中で、空き家の管理については何度かお話してきました。

▼ブログ記事:放置しておくだけは危険!空き家管理のコツ
▼ブログ記事:空き家の管理と火災予防:安全な対策とは?

今回は空き家の外壁塗装について詳しくお話していきたいと思います。
少し勘違いされがちですが、塗装は単に見た目を美しくするだけでなく、建物を劣化から守る役割も果たします。
特に長期間誰も住んでいない空き家での重要性は高いので、
ぜひ空き家をお持ちの方は外壁塗装の必要性について知っていただければと思います。


\お気軽にご相談ください!/

空き家の塗装を行うメリット

塗装には、美観の向上だけでなく、資産価値を維持するためのさまざまなメリットがあります。

建物の防水性能を高める

空き家を外壁塗装する一番のメリットは、建物の防水性能が高められることです。
塗装は外壁や屋根に防水膜を形成して雨水の侵入を防ぎます。
塗装が剥がれてしまうと、外壁のひび割れから水が入り込み、カビや腐食が進行する原因になってしまいます。

空き家を売却するときに有利になる

塗装された建物は新しさが際立ち、購入希望者への印象も良くなります。
空き家の場合でも同様で、外観がきれいな物件は資産価値も高く評価されることには変わりありません。


ただし、外壁塗装をしたからと言って必ずしも高く売却できるというわけではありません。
後程こちらの理由については詳しくお話させていただきます。

特定空き家に認定されることを防げる

空き家を外壁塗装することで特定空き家へ認定されづらくなります。
特定空き家については本ブログで何回もお伝えしてきていますので、
皆様も重々承知しているかもしれませんが、詳しくはこちらのブログからご確認ください。

▼ブログ記事:避けたい"特定空き家"指定:その基準とリスク

塗装を怠るリスク

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次に塗装を怠ったときに生じるリスクについてですが、
これは外壁や屋根など建物全体の劣化が進むという一点に集約されると思います。

空き家の塗装を長期間行わないと、風雨や紫外線によって建材が傷み、ひび割れや錆が発生します。
空き家の場合は劣化が顕著に現れるため、思いがけない大規模な修繕が必要になることもあります。


『いやいや、それは今住んでる住宅も一緒でしょ』と思われるかもしれませんが、
人が住んでいる住宅と空き家では劣化の進行具合が異なるのは事実です。
人が住んでいる住宅は、窓を開閉したり人の出入りでドアを開いたり、
換気扇を回したりと定期的に空気が入れ替わります。

一方で空き家の場合は空気が循環しませんので湿気が家にこもってしまいます。
空き家の大部分は築年数が経っている木造住宅であり湿気はカビや木材を腐らせる原因となるため、
劣化が進みやすくなってしまうというわけです。


外壁塗装が劣化しておらず防水機能がしっかりしていれば、外気による湿気の影響は最小限に抑えられますので、
カビやコケの発生を防ぐことが可能になります。

また、外気が内部に侵入して湿気が溜まってしまうということもなくなり、
内部の劣化やシロアリなどによる浸食被害も防ぎやすくなります。

空き家塗装の注意点

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ただし、塗装をする際には気を付けなくてはならないことも多いです。
代表的な3つの注意点について知っておきましょう。

投資回収が出来ない可能性もある

まずお伝えしておきたいのが、空き家をすぐに売却しようと思っている方は
外壁塗装をするのは少し待ってもらった方が良いという事です。


外壁塗装は安くても数十万円、屋根塗装などもやり高級塗料なども使用すると
300万円近くの費用が発生する可能性があります。
にもかかわらず、空き家の場合は数百万円費用をかけたからと言ってその分高く売れるというわけではありません。
詳しくは「築古物件のニーズ」という内容でこちらのブログ記事でお話しておりますので、
一度ご確認いただければと思います。

▼ブログ記事:築古物件を売却するときにリフォームは必要?

塗装業者や塗料の選定が重要になる

空き家の塗装を依頼する際は、信頼できる業者を選ぶことが大切です。
業者によって価格や施工の質が異なるため、複数の見積もりを取り、比較検討することをおすすめします。

ただ、塗料の種類によって効果はかなり異なりますので、
価格だけで比較せず、建物の用途や立地条件に合った塗料を選ぶことが重要です。
耐久性の高い塗料や、断熱・防水性能を備えた塗料など、建物の状況に適したものを選びましょう。

定期的なメンテナンスが必要になる

一度塗装を行っても、メンテナンスを怠ると劣化が進む可能性があります。
塗装の種類によりますが、一度塗装をしてから5年~15年程度で塗り替えが必要になります。
数年ごとに点検は行い、効果がなくなってきていると感じたら再塗装を検討しましょう。

まとめ

空き家の塗装は、建物の美観を保つだけでなく、資産価値を維持し、長期的なコスト削減にもつながります。
適切な塗装を行うことで、風雨や紫外線によるダメージを防ぎ、建物の劣化を最小限に抑えることが可能です。

ただし、建物の状態や、資産としての空き家の状況によっては外壁塗装が必要ない場合もありますので、
不安な場合は一度プロに相談していただければと思います。

私たち「みどり不動産」は空き家と空き地、相続物件の売却に特化した八王子市の会社です。
いつでも不動産の相談を受け付けておりますので、
『有効活用していきたいけど、不動産のことは全く分からない…』
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ご不明な点がある方はぜひお気軽にお問い合わせください。


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