“不動産”ではなく”負動産”??所有がリスクになる新たな課題

2024-11-27

空き家

八王子 空き家 負動産


物件を所有することは、資産を増やし、安定した生活を実現するための手段として長らく考えられてきました。
しかし近年、「負動産」という新たな課題が注目されています。

このブログでは、負動産の定義やリスク、そして解決策について詳しくお話していこうと思います。


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負動産って何?

負動産とは、「所有者にとって維持や管理にコストばかりかかり、経済的・精神的な負担になる物件(不動産)」
のことで、「負債」と「不動産」を合わせて出来た造語になります。
負動産にはたとえば、以下のようなケースが該当します。


負動産の例
●需要のないエリアにある土地や建物:過疎地に位置し、買い手や借り手が見つからない。
●老朽化した建物:修繕費がかさみ、売却もしにくい。
●管理が困難な物件:遠隔地にあり、自身での管理が難しい。

こうした負動産は、持ち続けることで固定資産税や維持費がかかり続け、
文字通り所有者にとって負の資産となってしまいます。

負動産は主に相続によって生じ、親や親族から物件を相続したものの、
遠方の物件や老朽化した家屋のため住む予定がなく、そのまま負動産になってしまうケースが多いです。

負動産が引き起こすリスク

八王子 空き家 負動産


負動産を放置すると、以下のようなリスクが発生します。

固定資産税の負担がかかる

負動産の一番のデメリットは、やはり固定資産税を支払わなければならない点でしょう。
現在の法律の関係上、いくら使っていない物件であっても所有物件であれば税金を払わなくてはいけません。


注意したいのが該当する負動産が「特定空き家」「管理不全空き家」に認定されないようにすることです。
この2つのどちらかに認定されてしまうと、支払う固定資産税が3~4倍以上に増加してしまいます。
詳しくは以前のブログでお話しておりますので、気になる方はこちらをご確認ください。

▼ブログ記事:避けたい"特定空き家"指定:その基準とリスク
▼ブログ記事:空き家対策特別措置法の改正とは?:改正の背景と内容を徹底解説

管理などに手間がかかる

負動産のほとんどは空き家・空き地ですので、所有者が定期的に管理をしなくてはいけません。
遠方にある物件だと現地に向かうだけで費用と手間がかかりますし、
専門業者に管理を依頼するにしても安くはない費用を支払わなくてはいけません。


『使用していないんだから管理なんてしなくても…』と思われるかもしれません。
ただ、放置してしまうと先ほどお話した特定空き家・管理不全空き家に認定されてしまう可能性が
高くなってしまいますし、倒壊などの事故リスクも上がってしまいます。
さらなる問題を生じさせないために面倒でも管理は定期的に行うようにしましょう。


空き家の管理についてはこちらをご確認ください。

▼ブログ記事:放置しておくだけは危険!空き家管理のコツ
▼ブログ記事:空き家の外壁塗装は本当に必要??塗装が必要ない空き家とは

老朽化による事故の可能性がある

管理を怠り負動産の状態が悪化してしまうと、建物が倒壊するなど、第三者に被害を与えることもあります。
倒壊までしなくても負動産の放置が続いてしまうと、たばこのポイ捨てなどによる放火につながったり、
空き巣に入られたり犯罪に物件が利用されたりすることもあります。


空き家によって周囲に損害を与えた場合、管理状態によっては所有者の責任が問われることがありますので、
こちらも注意しておきましょう。

▼ブログ記事:空き家の管理と火災予防:安全な対策とは?

負動産の解決策

八王子 空き家 負動産


負動産を放置せず、適切に処理するためにはいくつかの選択肢があります。

売却・買取

基本的な解決策はまずは市場で売却を試みることです。
不動産会社に相談し、適正価格で売れる可能性を確認しましょう。
ただし、物件によっては市場で売却が進まないことも多いです。
そのような時は不動産会社による買取も検討してみましょう。

▼ブログ記事:不動産売却vs買取:あなたに適しているのはどっち?
▼ブログ記事:不動産売却vs買取:あなたに適しているのはどっち?②

寄付・譲渡

売却・買取などが出来ない場合、地方自治体やNPOなどに寄付する方法も検討できます。
ただし、今度は受け取り側に固定資産税や管理などの負担が発生するため、
必ずしも受け入れられるわけではないことに注意しましょう。

活用方法を探る

自らの所有物件のままにしておく場合は、空き家・空き地としての資産活用をするようにしましょう。
例えば、土地を駐車場や太陽光発電の設備用地として活用するなど、
収益化を行うことによって負動産としての負担を軽減することが可能になります。

▼ブログ記事:空き地を収益化!駐車場経営のステップと成功の秘訣
▼ブログ記事:空き地の土地活用で太陽光発電はアリ?:特徴と注意点を解説

まとめ

負動産は、適切な対策を取らない限り、所有者にとって大きな負担となります。
早めに現状を見直し、売却や活用を含めた選択肢を検討することが重要です。
特に、相続などで不動産を受け取った際には、
その物件が本当に資産価値のあるものかを冷静に判断する必要があります。
不動産に関する正しい知識を持ち、専門家と連携しながら賢く対処していきましょう。

私たち「みどり不動産」は空き家と空き地、相続物件の売却に特化した八王子市の会社です。
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